研究室紹介

 

 

 

 

名古屋大学大学院 医学系研究科 

医療技術学専攻 病態解析学講座

微生物学研究室のホームページです

 人類と微生物の関わりは、ヒポクラテスの時代から知られており、伝染病をはじめとする細菌感染は人類を脅かす大きな脅威として恐れられてきました。これら伝染病克服のため、コッホや北里柴三郎など多くの研究者が精力的に研究を行い、コレラ菌をはじめとする病原体や多くの抗生物質が発見されました。なかでも、抗生物質ペニシリンの発見は人類に感染症と戦う手段を与えてくれましたが、一方でこの抗生物質の発見は「ヒトと薬剤耐性菌」との新たな戦いのはじまりでもありました。そして今日、多くの医療現場では、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)や多剤耐性緑膿菌などの薬剤耐性菌への対応が重要な課題となっています。当研究室では、これら薬剤耐性菌の「耐性機構の解析」および「迅速検出法の開発」を行っています。また、病院の院内感染対策チームと協力し、院内感染の調査を行うことも重要な研究課題の一つとしております。私どもは、学生の自発的な研究活動を促し、最大限にその研究をサポートすることを教育の第一課題として挙げています。

 

 

 

2019年10月に名古屋大学東山キャンパスで日本細菌学会中部支部会が開催されました。

NEWS!


次の卒研生がきてくれました

夏の卒研発表に向けて頑張っていきましょう!


現在の研究課題

グラム陰性桿菌における抗菌薬耐性機構の解析

アシネトバクター属菌における消毒薬抵抗性の解析

薬剤耐性菌の迅速検出法の開発

高病原性肺炎桿菌の解析